雛人形

五色(原考州)のカタログ2022年版が突き抜けていた件。

もう2月になり、ひな祭りも間近となりましたが、、資料請求した五色株式会社(原考州)の2022年度版カタログが素晴らしかったのでご紹介しようと思います。

五色のカタログは昨年も取り寄せたので、同じような内容かと思いきや開けてビックリ! 三世(三代目)原裕子さんと数学者の千葉逸人さんとの対談が載っていたのです…。

これは大事件です。こんなカタログ今まで見たことがありません。大体のカタログは、会社のルーツや雛人形の作り方、使っている布や素材の説明などを織り交ぜながら、お人形の写真と値段を記載してあるのが普通です。

しかし、今年のカタログには読み物として8ページものスペースを割いて、雛人形とはかけ離れているであろう数学者とのお話を載せてあったのです。違う分野の方との対談という形で、カタログを読み物に変えてしまう発想がとても斬新でした。

出典:五色株式会社ホームページより

原裕子さんは初代原米洲さんのお孫さんで、女子美術大学卒業後イギリスへ留学し、美術、インテリア、ファッションを学んだ後、五色株式会社に入社し2018年に三世を襲名しました。原さんは『博士の愛した数式(小川洋子著)』という本を読んでから、数学者の見る世界に興味を持っていたそうです。

複数のバラバラに鳴るメトロノームがいつの間にか一緒のタイミングで鳴る、振り子の同期現象があります。それを数式化した「蔵本モデル」を6年かけて証明したのが千葉逸人さんです。この対談では、五色株式会社が掲げる「愛を伝えるお手伝い」をテーマに、親と子の同期や関わり方について、親の立場でもあるお二人がお話されています。

この対談を読んで、原さんのアンテナの広さと感性の豊かさに驚かされました。原米州さんの世代から受け継いできた古き良き伝統を繋げつつも、新しい事を取り入れていこうという五色株式会社のブランドイメージが伺い知れます。温故知新と言い得ましょうか…業界の次世代を切り開いていく存在として、私の眼にはとてもカッコ良く映りました。

五色株式会社のホームページから無料で資料請求できるので、皆さんも興味があればぜひ読んでみて下さいませ。カタログと一緒に届く「momo」という冊子には、五色のお人形を購入したお客様の声と写真も沢山載っています。ホームページからウェブ版の「momo」も見る事が出来ます。ひな祭りの飾り付けの参考にもなります♪

一ファンとして、また来年度のカタログがどうなるか楽しみです^^

 

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