エッセイ

はじめての梅干し作り-漬け込み編-

この時期、梅酒や梅シロップ、梅干しなどの保存食を作る事を「梅仕事」と呼びますよね。
私は最近それを知ったんですが、とても素敵な言葉だと思います。
今回は、そんな季節の手仕事「梅仕事」に初挑戦したので、まとめてみました。

なぜか最近、おばあちゃんが作る酸っぱい梅干しが無性に食べたくなります。
その味が恋しくてスーパーを探したのですが、ナント売っていないのです。
原材料が梅・塩・紫蘇のシンプルな梅干しが見当たりません…
ないなら作ればいいじゃん! と、早速ネットで諸々ポチりました。

 

農家から直送の完熟梅3kg。
和歌山県産の南高梅を選びました。
6月中旬頃、農家さんから梅が届いたので箱を開けてみると、甘いとってもいい香り〜!
完熟した梅の見事な黄色が美しいです。
梅干し作りには青梅ではなく、完熟梅を使います。
もし青梅であれば、常温でしばらく置いておくと黄色になるようです。

 

紫蘇

便利なもので、既に紫蘇が塩漬けになった物が売っていたので、それも買いました。500g入りです。

 

塩漬けする為の塩は、ミネラルも含まれた天然塩(海水塩)がオススメです。
精製塩だとしょっぱく仕上がってしまいます。
かと言ってミネラルが多くて塩分が低くてもカビが生えやすくなり保存に適さないので、栄養成分表示の食塩相当量85〜92gが最適の様です。
我が家は沖縄の「青い海」という塩をスーパーで購入しました。
おばあちゃんの梅干しは塩分濃度が18〜20%なので、今回は18%の梅干しを作る事にしました。
3㎏の梅に対して、540gの塩を使います。

 

容器

梅を塩漬けする容器ですが、おばあちゃんに聞いてみると「梅干しは酸が強いから瓶や甕がいいよー。」との事でした。
ホームセンターに売っているポリエチレンの漬物容器でもいいかなと思いましたが、助言を参考に琺瑯容器を買ってみました。
味噌作りにも活用できるし、積み重ねられるのもいいなと思います。
何よりオシャレなので、梅仕事やってる感が演出されて良いです。
3㎏の梅干しには、21㎝のラウンドストッカーがオススメです。

 

梅酢

ここでもう一つ大事なものが、梅酢です!
梅酢とは何ぞや? と思うかもしれませんが、梅を塩で漬けた際にできるつけ汁の事です。
自然食品系のスーパーなどに取り扱いがあると思いますが、もちろんネットでも購入できます。
これがあると、とても早く梅酢が上がってくるのです。
お料理にも使えるので、台所にあると便利です!
我が家ではお肉を炒める下味にニンニクと梅酢お酒を使ったり、キュウリの酢の物に使ったりしています。

 

作り方

作り方は、和歌山県の梅干し農家、梅ボーイズさんのYouTubeを参考にしました。詳しくは動画をご覧くださいませ。

ここでは簡単に説明します

  1. 梅のヘタを爪楊枝で取り除く。※実にキズがつかないように注意!
  2. 梅を水で洗う。※優しく洗う
  3. 容器をアルコールで除菌する。
  4. 容器の底に塩を一握り撒く。
  5. 梅酢を小皿に入れ、梅を梅酢に漬けてから塩をまぶす。※梅の表面をなでる様に塩を擦り込む。
  6. 容器に梅を敷き詰めたら、塩を上からパラパラと撒く。
  7. 5〜6までを繰り返して梅を容器に重ねて入れる。
  8. すべての梅が容器に入ったら、余った塩をすべて上から振り撒く。
  9. 重石を乗せて密閉する。
    梅ボーイズさんの作り方だと、紫蘇の出番はまだまだ先になりそうです。

その後一週間を待たずとも、4日目にして梅酢が上がってきました^^
上手な梅干し作りのポイントは、「梅酢をいちもくさんに上がらせる事と、梅を空気に触れさせないこと!」と梅ボーイズさんもおっしゃっています。
今のところ順調です。

さて、ここまで出来れば3日間晴れるのを待つのみ。
梅を天日干ししたら、続きをUPしようと思います♪

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